2008年12月末まで、ハーレーダビッドソン ジャパンを19年間率いてきた奥井俊史氏は、安価で性能のいいバイクを製造する大手国産メーカーがひしめく中、日本におけるハーレーの新車登録台数を伸ばし続けるという離れ業を実現した経営者です。ハーレーというブランドの魅力があったとはいえ、後発で規模も小さい一外資系メーカーが、なぜそれほどの実績をあげ続けることができたのか。奥井氏ならではのリーダーシップに、弊社 副社長、竹村富士徳が迫ります。
プロフィール
奥井俊史(おくい・としふみ)
1942年 大阪生まれ。65年 大阪外国語大学中国語学科卒。同年 トヨタ自動車販売(現トヨタ自動車)入社。主に中国、中近東、アフリカ諸国への輸出に携わり、80年 同社の北京事務所 初代所長となる。90年 ハーレーダビッドソン ジャパン入社、91年 社長に就任。同社を08年末に退職し、現在はアンクル・アウル コンサルティング 代表。趣味は読書と写真。著書に『アメリカ車はなぜ日本で売れないのか』(光文社)、『巨象に勝ったハーレーダビッドソンジャパンの信念』(丸善)、『ハーレーダビッドソン ジャパン実践営業革新』(ファーストプレス)などがある。